自動販売機の秘密

私の職場にはNさんという先輩がいます。
その先輩は中間管理職に就いているため日々相当なストレスを抱えて働いています。
とくに私の職場はコアーシブ(抑圧的に、あるいは恐怖を利用して人を動かす組織)なカルチャーの組織なので先輩にのしかかるプレッシャーは相当なもので、常にストレスで腰痛を抱えていました。
そんなある日先輩のNさんは出社時刻が過ぎても現れません。
どうやらストレスで腰痛が悪化し通勤時に立っていられなくなりその場で倒れてしまったそうです。
その日は救急車を呼んで1日入院して次の日退院したのですが、後日Nさんからその日の話を聞いて私は納得しました。
その出来事とは
その日Nさんは早朝から会議だったそうで、しかも普段行かないような場所で行われるとの事だったので遅刻しないように朝から早起きをして家を出ていきました。
そして、駅に着くとそこから会場まで道程があったので歩いていると前々から患わせていた腰の痛みがだんだんと酷く、遂に立っていられなくなりその場で倒れこんだそうなのです。
早朝だったからなのか辺りには人影もなく、
助けを求めようにも助けてくれる人は誰一人としていません。
自分一人で解決するしか方法はなく、
とにかく救急車を呼ぼうとポケットに入っていた携帯電話を取り出そうとしてもその行為じたいが苦痛になるくらい痛かったそうなのですが、
なんとかズボンから取り出して救急車を自力で手配しました。

しかし、手配はしたものの肝心の住所が分からなかったそうなのです。
当たり前ですよね。
自分が今いる位置の住所を何丁目何番地と正確に伝える事など普通の人はできないはずです。
しかし、Nさんはそこで奇跡を起こす事に成功したのです。
その奇跡とは、

住所が分からず
這いつくばりながら
必死に何か手掛かりがないものかと

顔を上げたその瞬間…

目の前の

自動販売機の右下に住所が貼り付けてあったのです!
正直知っている人は多いのかと思いますが私は知らなかったのでこの話を聞いて私のスコトーマが外れました笑
*因みに2005年から自動販売機に住所のステッカーを貼り始めたようですね、知らなかった…
http://www.jvma.or.jp/social/index.html
結局私は何が言いたかったのかというと、先輩のNさんは緊急事態に落ち入ったときRASを広げたのです。
*RASとは(reticular activating system網様体賦活系 )人の脳の活性化ネットワークのことで、大量のメッセージの中のどれを意識するかを決定する役割を果たすもの。
RASを広げると結果、スコトーマが外れ自分に必要な情報をキャッチ出来るのです。

この話をコーチング用語でまとめると、
あの日のNさんは「助かりたい」というのがゴールになるわけですから、
ゴールを達成させるためには救急車が必要なわけです。
救急車を呼ぶには「電話」という手段と

救急車が近くまで来てもらうための「住所」という情報が必要になるわけです。

そこで苦痛でも耐えられるエフィカシー

必要な情報を収集させるためのRASが広がり

今まで自分には重要ではない情報をスコトーマが外れキャッチできるようになるのです。

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